キャンパスをキャンバスにした
初の参加型ワークショップも

Hiyoshi Research Portfolio2012が先月9―10日にかけて日吉キャンパス来往舎で開催された。前回はウェブサイト上で公開され、実際のキャンパスを使った本格的な開催は4年ぶりとなる。

同イベントは、日吉キャンパスで展開されている研究活動と成果を義塾内外に広く紹介することを目的に開かれ、会場では学部や大学院、諸研究所に所属する研究者による研究内容のパネルや著書が展示された。

10日には初の試みとして参加型ワークショップ「Hiyoshi3・0―キャンパスをキャンバスに!―」が行われた。過去・現在・未来を考える3部構成で、第1部は講演会、第2部はキャンパスツアーが行われた。ツアーでは協生館の大学院や日吉寄宿舎、日吉の森などを見学。学生や教員を始め、卒業生や一般参加者が、日吉キャンパスの活用について議論して交流を深めた。

第3部では参加者はグループに分かれ、日吉キャンパスの魅力やキャンパスでやりたいことについてアイデアを自由に出し合った。そこから、お互いの発想をつなげることで新たなサービスを考案。最後は個人でアイデアを企画書としてまとめた。銀杏並木のライトアップのような実現可能なものや、温泉を作ろうといったユニークなものなど多種多様な企画を発表した。