読者に愛されるコンテンツを

―企業の特徴
マンガ誌、ファッション誌、文芸書、児童書から辞典まであらゆる出版物を刊行している総合出版社です。『ONE PIECE』や『NARUTO‐ナルト‐』など世界中で愛されているコンテンツを多く持つことが特徴です。

―具体的な業務内容
大きく、編集と営業の2つの業務に分けられます。
編集はコンテンツを「作る」仕事です。マンガや文芸の編集者は作家のパートナーとなり創作活動を支え、ファッションや芸能などを扱うグラビア誌の編集者は流行や世の中のニュースを取材し記事を書きます。
営業はコンテンツを「育てる」仕事です。雑誌に掲載される広告を集める広告部、作品を世に広める宣伝部、市場の動向を読み取り、刊行数を決定する販売部などの部署があります。

―業界の特徴
出版業界は売上2兆円ほどの市場です。他の業界と比べ規模は小さいながら、業界の認知度は高くメディアのひとつとして社会に大きな影響を与えます。
近年は若者の活字離れによる売上の減少が叫ばれていますが、出版業界としては今までの業務に加え、電子書籍化や海外展開に力を入れて取り組んでいます。

―社風
遊び心に富んだ社員が多いです。メジャーでエンターテインメント性の高い雑誌やマンガを作るために常に読者に寄り添う姿勢を持ち、読者にどうすれば面白いと思ってもらえるかを日ごろから考えています。
若い人向けの刊行物が多いために若手社員の意見をとても大切にしていることもあり、会議の場では新入社員でも自由にやりたいことを提案できる雰囲気があります。

―求める人材
あらゆる出版物を取り扱う総合出版社なので、さまざまな個性ある社員が働いており、ある定まったタイプの人だけが求められるということはありません。ですが、自分の考えや意見を臆せずにしっかり述べることができる人は魅力的です。いろいろなものに貪欲に興味を持ち、積極的に行動できる人も読者に面白いと思わせるものを提供できるのではないかと考えています。

―採用について
昨年度は2月半ばにエントリーシートを提出していただき、3月初旬に筆記試験を行いました。面接を数回経て、GW前には内々定を出すという流れでした。今年の採用スケジュールは未定です。エントリーの際、部門など区別はなく一括募集という形になります。

―就活生へのアドバイス
出版業界を目指すのであれば、まずはやはり好きなジャンルの本・雑誌・漫画をたくさん読んでほしいと思います。社会の動向に注目し、就職活動が本格化するまでに、世の中に散らばる情報を自分なりに拾いにいってほしいです。
自己分析などをする際には引き算で物事を見ずに、自分は何ができるのか、得意なものはなんなのかと足し算でとらえ、自分の強みについてじっくり考えてアピールしていってほしいと思います。

聞き手= 工藤玲奈