冷たい雨の中、中庭のステージ前に温かい空間を発見した。児童文化研究会が運営する「駄菓子屋さん」だ。
店舗の入り口では、スタッフが笑顔でシャボン玉を吹いてお客を呼びよせている。中を覗いてみると、懐かしの駄菓子が所狭しと並べられていた。他の模擬店と違うのはその客層だ。学生の他に、幼児を連れた家族の姿が見受けられる。子どもがお菓子を選ぶ姿には、とても和やかな雰囲気が感じられた。
「よくある駄菓子だけではつまらない。今年はオリジナルのチロルチョコを作ってみました」と語るのは代表の高村俊さん(理3)。なんとこのチロルチョコ、食べ終わった後は組み立ててマグネットになるそうだ。
選んで楽しむ、食べて楽しむ、見て楽しむ…。学生の若さにちょっと疲れた方、童心にかえって一息つきたい方は、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。
(武智絢子)