第一校舎の三階に上がり、右端の部屋に入ると、神秘的な黒い個別ブースが並ぶタロット喫茶がある。
普段は都内の観光スポットや穴場を探索し、HPで紹介している東京探索部。設立3年目の新鋭サークルだ。三田祭では面白いことをやろうと、タロットを勉強した。また、国際会のタロット占いと差別化を図るため、お茶とお菓子を提供していると、日吉代表の松浦拓さん(経2)は語る。
お客は女性による恋愛相談が多く、筆者のように就職相談をする人は珍しいとのこと。そのためか、連れが恋愛について占ってもらった時の方が饒舌だった。念を込めて切ったカードを7枚並べて、順にめくっていき、アドバイスをくれる。曖昧にごまかすのかと思いきや、ズバリ具体的なことを教えてくれ、親身な意見や助言もくれる。
的中率は80%程度で、ほとんどの人は満足げに帰っていく。タロット占いは具体的に質問したほうが精度が上がるそうだ。部員は全員占いの仕方を特訓してあり、75枚程度のカードの意味を全て覚えているという。本やプロの占い師の方から学んだ本格的な占い法が先輩から伝授され、半年ほどかけて習得する。
悩み多き大学生は、この機会に気軽に占いの力を借りてみてはどうだろうか。
(佐藤万貴)
『タロット喫茶@第一校舎124教室』