閑静な三田キャンパス第一校舎を三階へ上ると、ひときわ盛況を見せる教室がある。普段はごみの分別などで塾生に環境問題への意識向上を促す環境サークルE.C.O.が主催するチャリティーバザーだ。
塾生の落し物で保管期限の切れたものを販売し、売上は環境団体に寄付している。扱っている商品は文房具類や本から衣服、腕時計、電子辞書など比較的高価なものまで多岐にわたる。価格も文房具類は10円から販売しており、電子辞書も7000円とかなりリーズナブル。塾生の落し物をリユースしているので、ニーズにあった実用性の高い商品が揃い、かつ購入しやすい価格に設定してあるので、盛況なのも納得だ。
E.C.O.の代表を務める加藤大介さん(理2)はこのチャリティーバザーの目的を「落し物をリユースするということで、塾生に対し環境に貢献しているという実感を持ってほしい。また、物を大事にするという心を忘れないでほしい」と語る。
近年の大量消費の風潮を身近なところから改善しようとする運動に、こういったサークルの手助けの下コミットしてみるのも良いのではないだろうか。
(堀内将大)
『環境サークルE.C.O.@三田祭チャリティーバザー』