2025年度塾生代表選挙の再選挙が行われ、再び不成立となった。再選挙にも関わらず、投票率7.21%で過去3番目に低い投票率で、4度目の不成立となった。最多得票を獲得した岩切太志氏は、再び塾生代表の就任を逃した。選挙は定期試験直前の1月16日から1月22日にかけて行われた。
第9代塾生代表を決める今回の再選挙は、昨年12月の塾生代表選挙が過去最低の投票率4.53%で不成立となったことを受けた再選挙だった。しかし前回の選挙に続き、有効投票数が正規学部生数の10%に満たなかったため無効となり、規則に則り2位で現職の塾生代表である内田光紀氏の再度の留任が決まった。
塾生代表再選挙の結果は以下の表の通り。
全塾協議会ホームページをもとに作成
選挙権を持つ正規学部生28495人に対して、投票数は2206票、有効投票数は2055票で、投票率は7.21%だった。
再選挙が行われたのにも関わらず選挙が不成立に終わったのは、塾生代表選史上初めて。必要な投票率に達せず、塾生代表選挙の再選挙が行われるのは今回で3回目となる。投票率5.42%だった2024年度塾生代表選挙と、信任投票にも関わらず投票率7.85%だった2019年度塾生代表選挙は、共に不成立に終わったが、どちらも再選挙では10%の投票率に達した。選挙結果を受けて、岩切氏は自身のXで「3回連続で最多得票を得たにもかかわらず、全て投票率の関係で当選できず、非常に悔しいです」とコメント。
内田氏も「私の力不足で期待に応えられなかったことを深くお詫び申し上げます」と述べた。
(徳永皓一郎)