慶應義塾大学の声優研究会「こえけん!」が主催するトークショー『七瀬彩夏の七彩トークタイムin三田祭』が、11月24日16時に西校舎ホールで開催された。「ひろがるスカイプリキュア」や「サクラクエスト」などで知られる声優・七瀬彩夏さんをゲストに迎え、約1時間にわたり盛り上がりを見せた。
トークショーの目玉は「なないろ!キャラクター深掘りコーナー」。七瀬さんが演じた3つのキャラクターを取り上げ、それぞれの役作りや思い出を語る内容で、多くのファンが耳を傾けた。
最初に取り上げられたのは「ひろがるスカイプリキュア」のキュアバタフライ/聖あげは。同作初の成人プリキュアであり、七瀬さんは「子どもたちにわかりやすく、大人の魅力を感じてもらえるよう心がけた」と語った。また、最年長キャラとしての存在感に対する憧れをのぞかせた。
次に紹介されたのは「サクラクエスト」の木春由乃。七瀬さんにとって初の主人公役で、収録当時のエピソードを「デビュー直後で右も左も分からない中がむしゃらに演じた」と振り返った。この前向きな姿勢が由乃のキャラクター性と重なり、深い思い出になっているという。
最後に「響け!ユーフォニアム」の鈴木美玲について話が及んだ。人と距離を置きがちな美玲の性格に、自身を重ねながら演じたことを明かし、観客を驚かせた。
「こえけん!」は声優やアニメの魅力を共有することを目的に活動を続けており、トークショーは毎回多くの注目を集める。部員たちの情熱が実を結んだ今回のイベントも大盛況で幕を閉じた。七瀬さんの今後の活躍にも期待が高まる。