創立100年を迎える伝統サークル国際政経研究会が恒例の論文販売を南館414教室で行う。国際的な政治、経済、歴史、哲学といった学問に興味がある者たちが集う。サークル員の構成は男女比4:1の21名で、所属学部は文学部や法学部が中心だ。各々が持ち寄った本について読書会を開催し見識を深める勉強会のほか、69年の歴史をもつ同窓組織慶和会との交流や三田祭での出店が彼らの主な活動内容である。その対象分野の広さと伝統がゆえに、学年や学部の垣根を超えて議論が展開される。
そんな彼らにとって、三田祭は自己の研究論文を塾内外に向けて発信する重要な場である。インタビューに応じてくれたサークル員の方は三田祭について「普段から学問分野が異なる学生に対してわかりやすく伝えることを読書会の趣旨にしている訳だが、一年を通して学習してきたことを論文という形で言語化する集大成のような位置づけである。」と語ってくれた。そんな彼らの論文を求めて足を運んでみてはいかがだろうか。