皆さんこんにちは✨塾生新聞会一年の前田颯人といいます。どうぞよろしくお願いします。今回は「慶應生の本棚」という企画でおすすめの本を紹介させていただく機会をいただきましたので、紹介していきます。
「Rで学ぶ統計データ分析」
その名の 通り、Rというプログラミングソフトを用いてデータを統計的に分析するための本です。いわゆる理学系に分類される本ですので、「この本が役に立つのは一部の統計を専攻している学生や理系の学生だけでしょ?」と思われるかもしれません。しかしながらこの本は、一部の学者や学生にとってだけでなく、現代を生きるビジネスパーソンをはじめとするあらゆる人々にとって価値がある一冊となっています。
現代は情報化社会であるとよく言われます。それはインターネットやスマートフォンの普及により私たちが目にする情報量が飛躍的に増加しているからです。しかしながら、情報はただ触れるだけでは意味がなく、活用することによって初めて意味をなします。我々は、日々生活している中で無数の行動・選択・判断を迫られています。当人の勘や気分によってこれらを決定するというやり方は小規模の場合は有効ですが、他者を巻き込んだり今後の人生に直結したりするような大規模なものの場合は心許ないですし、何より周りが納得してくれないでしょう。我々は自らを安心させたり誰かを説得したりするために根拠を提示する必要性に駆られているのです。
そんな時に役立つのが、この「Rで学ぶ統計データ分析」です。データの渦の中から必要な要素を抽出して適切な分析手法を用いて解析する。そしてそれを根拠としてそのまま提示できるのです。また、最低限の入力さえしてしまえば、データの処理や計算は基本的にRがやってくれるので数学に苦手意識のある方にもおすすめできる一冊になっています。
大きな買い物をするとき、プレゼンする時、商談を進めるとき、企画提案をするとき、オーディションをする時、就活をする時。一つの行動・選択・判断がそのまま自分の人生の結果に直結するような場面に出くわすことは多々あります。そんな時にこの一冊を活用して実際に分析を行うことで、悔いのない人生を一緒に送っていきましょう。