主将で内野手の藤田峻也選手(東大・農学部4)にインタビュー。目標や今季の意気込みを聞いた。(インタビュー日=4月18日)
東大野球部・主将の藤田峻也選手【写真=提供】
──東京大学野球部の特徴について教えてください。
東京大学の野球部の特徴としては、まず東京六大学で唯一の国立大学である点だと考えています。他大学だと、高校時代に甲子園で活躍した選手であったり、スポーツ推薦で入学してくる選手が中心になる大学が多いと思います。東京大学は全員が一般入試を経て入部してくる選手なので、その点も東大野球部の特徴だと考えています。 チームの実力的な立ち位置としては、26年52季連続で最下位という結果になので、その現状をなんとか打破するべく日々活動しています。
──今年度の東大野球部のスローガン「突き抜ける」は、どのような意味が込められているのでしょうか。
結果や、その取り組む姿勢において「突き抜ける」ことを目標にしていきたいと考えています。もっといい結果を出すためには、日々の練習に向かう姿勢などにおいて、改めて向上心を持って行動しないといけないと考えたので、結果だけでなく、過程の部分も「突き抜ける」ことを目標にして練習に取り組んでいます。
──ご自身の役割である「主将」をどのように捉えていますか。
色々な主将像はあると思いますが、僕は周りを見て、背中で引っ張っていくタイプだと思っています。
──4月13日にはリーグ開幕戦(対慶大)がありました。やはり開幕戦は、他の試合と比べて異なる印象を持つものなのでしょうか。
そうですね。開幕戦の前は開会式もあるので他の試合とは少し違うような入りになると思います。ミーティングでは、せっかく東大野球部に憧れて入部して試合にも出場できるのだから、「ミスしたらどうしよう」という気持ちになるのではなく、とにかく楽しんでいこうという話をして、開幕戦に臨むようにしました。
──次戦以降の意気込みをお願いします。
自分たちは今季から優勝を目標に掲げていて、開幕戦は勝ち点を落としてしまったので、ここからはもう勝ち点を落とせない状況です。一戦必勝という感じでまずは1勝を勝ち取り、そこから勝ち数を積み上げていけるように頑張ります。
(片山大誠)