新しい生活がスタートするこの季節。新しい環境、新しい仲間たち。何かもが新鮮な空気をまとい、自然と心も踊ってしまう。しかし、生活に必要なものをそろえるにも、友人らと町に繰り出すにも、必ず必要となるのがお金だ。どれほど楽しくとも、口座残高は着実に減るし、そこから目を背けてはいけない。キャンパスライフを謳歌するためには、何らかの収入源が不可欠だ。アルバイトは、そんな大学生にとって最もスタンダードな金策となる。
弊会では塾生を対象にアルバイト実態調査を実施。学部新2・3年生44名の解答を得た。まず、アルバイトに従事している(していたことがある)と回答したのは43人。そのうちの過半数にあたる53.5%が一つの職場で働いており、二つと回答したのが32.6%、3つ以上という学生は4.7%であった。
また職種について複数選択形式で尋ねると、飲食・フードサービスに従事しているという学生が最も多く53.5%。次いで多かったのが塾講師をはじめとすると教育関係の職場で、44.2%であった。
新入生の読者には、これから働き口を探すという人も少なくないだろう。大学生活における初めての仕事の開始時期について聞くと、入学後一ヵ月以内という学生が最も多く27.9%。次点で多かったのは一学年の春学期中で、18.6%で、僅差であったのが入試後に働き始めたという学生(16.3%)。アルバイトをしている学生のうち、その過半数は一学年の春学期中には初めての労働に従事していたことが判明した。
アルバイトで気になることといえばやはり給料。今回の解答で最も多かったのは1100円~1200円未満(23.3%)。続いて第二位は同率で1200円~1300円と2000円以上がならんだ(18.6%)。
今回実施したアンケートでは、ここにあげた他にも、バイトの探し方や勤務日数、就業継続期間やバイト先で受けたカスタマーハラスメントなどについて質問。
アンケートの一覧は以下の通り。
(姫野太晴)