12月25日、慶大野球部の新幹部が発表された。主将に本間颯太朗選手(総4新=慶應)、副将に斎藤快太選手(商新4=前橋)、福住勇志選手(商新4=慶應)、水鳥遥貴選手(商新4=慶應)が就任した。

昨季は、東京六大学野球秋季リーグ優勝、そして明治神宮大会優勝と飛躍の一年となった。さらなる飛躍が期待される今年、水鳥遥貴新副将に自身の役割、そして個人としての目標を聞いた。

 

—副将は、どのような役割だと考えていますか

副将と言っても、やることは正直今までと変わらないと僕自身考えています。ですが、チームが少し逸れた方向に向かいそうな時に色々言わなければならない立場、野球以外の生活面でも言わなければならないのが副将の仕事だと考えています。また、行動や背中で見せることも副将としての仕事だと思います。

 

—どのような経緯で副将に選ばれたのですか

立候補した上で、自分の学年による投票で選ばれました。主将・副将のようにチームを引っ張る立場になりたかったですし、やならければならないと思っていたので、やっぱり一番は日本一になるために、という想いで立候補しました。

 

—小川・森下・善波前副将はどのような存在でしたか

やっぱりあの3人の存在というのがチームの中で大きかったという部分は部員全員が感じていると思うので、もちろんそのような存在になれたらなと考えています。

 

—斎藤快太・福住勇志副将とはどのように連携していきますか

快太は、行動や背中でチームを引っ張っていき、福住は自身が副将になることで投手陣をまとめてくれると思います。また、僕自身は積極的に発言できるタイプだと思うので、そういった面ではそれぞれ3人のタイプが異なるというのはすごく良いことだと思います。なので、それぞれ自分の強みというのを活かして連携していけたらと思います。

 

—水鳥選手から本間主将に期待することはありますか

僕自身もありのままでやっていくので、キャプテンも今まで通りにやってくれたらと思います。

 

—下級生などと円滑にコミュニケーションを取るために意識していることを教えてください

下級生にとって、上級生という存在は怖いと思いますし、僕のことを怖いと思っている部員もいると思うので積極的に自分から話しかけていくことを意識しなければならないと考えています。例えば、2人の時など何もない場面でもとにかく積極的に話しかけていきたいと思います。

 

—アナウンサー試験を受けたが野球一本の道に絞ったという話について、どのようなきっかで野球一本に取り組むと決意したのですか

1年前、就職に迷う中でアナウンサーに野球以外で初めて興味を持ちました。しかし、その中で野球に絞った理由としては、やっぱり野球が好きだからです。野球が好きだからここまで来れてきたと思うし、誰かのためになることを考えた時にそれが野球だったので。野球をやっていたら応援してくれる人がいるし、その応援してくれる人の人生も明るくすることができて心に熱いものや勇気を与えられたり、感謝を伝えることができます。それを踏まえて、一番誰かのためになるというのが僕は野球であり、また自分自身を野球が好きなので野球で生きていこうと決めました。

昨季は、スタメンに定着。チームの躍進に貢献した。

 

—将来的なプロ野球への志望はありますか

もちろんプロで活躍することを目指しています。

 

—水鳥選手の今年度の個人的目標を教えてください

僕は首位打者が目標です。具体的には4割3分打ちたいなと思っています。明治大学の宗山選手が5割と言っている影響もあると思うのですが、宗山選手には負けたくない、結果で勝つことができたらという思いでこの目標を意識しています。彼は1番の良いお手本だと思っていて、彼に勝つことができればプロの世界に行けると思うので、意識して取り組んでいきたいです。

 

—4年生としての最後のリーグ戦に向けて一言お願いします

優勝するために、4年生、主力が活躍しなければ優勝はできないと思うので、第一にチームが勝つためにということを考えてリーグ戦に臨んでいきたいと思います。

 

片山大誠