4月29日、5月1日に明治神宮球場で、東京六大学野球春季リーグ慶大対東大が行われた。
慶大は2連勝で勝ち越し、勝ち点1を得た。
第1戦
4月29日は11対2で慶大が勝利した。慶大は投打で東大を圧倒した。2回、先頭打者がヒットで出塁すると、宮崎恭輔選手(環4=國学院久我山)が右中間を破る、タイムリースリーベースヒットを放ち先制する。3回に、5番栗林泰三選手(環4=桐蔭学園)、6番齋藤來音選手(環4=静岡)の連続タイムリー、4回には、2番吉川海斗選手(法4=慶應)のタイムリーで追加点を重ねる。
今シーズンリーグ最多タイとなる2本のホームランをはなっている主砲・廣瀬隆太選手(商4=慶應)。この試合でもそのパワーを見せつけた。9回、低めの球を振りぬいた打球は、レフトスタンドへ飛び込んだ。このホームランで、廣瀬選手はホームラン数3本で単独トップとなった。
慶大は、16安打11得点と打線が爆発した。
この日の先発投手は、外丸東眞投手(環2=前橋育英)。24日の明大戦では、5回を無失点に抑える好投を見せている。この日も、好調で東大打線を5回無安打に抑える。7回裏に、連打からピンチを招き、犠牲フライで1点を失うも、7回を1失点に抑える好投を見せた。
30日は雨で順延となった。
第2戦
第2戦は5月1日に行われ、3対0で慶大が勝利した。この日は、先発投手・谷村然投手(環4=桐光学園)が投打に躍動した。
先発投手として谷村投手は、初回から安定したピッチングを見せ、東大打線を抑えていく。
9回を投げて、被安打3、7奪三振と東大打線を完璧に抑えた。
打線は、3回、1死2塁から先発した谷村投手が、低めの球をとらえレフトスタンドへ飛び込むツーランホームランを放ち2点を先制する。さらに、7回、1死1、2塁のチャンスで、再び谷村投手がレフト線を破るタイムリーツーベースを放ち、試合を決定づけた。
谷村投手は、投手として完封勝利をあげ、打者としては全打点をたたき出す大活躍だった。
この結果、慶大は、勝ち点1を獲得し、順位は暫定4位のままだった。慶大は次戦、5月13日、14日に立教大学と対戦する。
(鈴木廉)