連載第2回は、駅周辺の魅力的なスポットについて詳しく紹介する。
人と自然がつながる街
駅周辺は再開発が進んでいるが、多摩川沿いに足を向ければ多くの自然が残っている。綺麗に整備された多摩川の河川敷には遊歩道やグラウンド、ゴルフ練習場などが広がり、人々の憩いの場となっている。
また、武蔵小杉駅から徒歩15分のところにある「川崎市立中原記念公園」は、さまざまなゾーンに分かれ、幅広い年齢層の人が楽しめる公園だ。園内には、であいの広場や野外音楽堂、彫刻展示広場、冒険広場、はだしの広場に加え、「川崎市平和館」もある。この「平和館」は、第二次世界大戦中の川崎大空襲の展示を行っており、川崎市の歴史とともに平和の尊さに想いを馳せることのできる場となっている。
その他にも、「下沼部公園」や「今井さくら公園」など、緑が多く残されており、子供たちの遊び場にも事欠かないだろう。子供だけではなく、慶應生も気分転換に、一度訪れてみてはいかがだろうか。
よりどりみどり、ショッピングモール
「グランツリー武蔵小杉」、「ららテラス 武蔵小杉」、「武蔵小杉東急スクエア」の3つのショッピングモールは、武蔵小杉周辺の再開発を目的として2013年から14年の間にオープンした。首都圏でこれほど多くの複合商業施設を抱える街は他にないだろう。
「グランツリー武蔵小杉」は、JR武蔵小杉駅から徒歩4分の場所にあり、セブン&アイ・ホールディングスグループを運営母体として、2014年に開業した。「愛」をテーマに、「キッズもママも過ごしやすい、みんなに優しいショッピングモール」を謳っている。
「ららテラス 武蔵小杉」は、東急東横線・目黒線「武蔵小杉駅」から徒歩1分という好立地にある。2014年に開業し、「街の賑わい」と「日常生活の彩り」をコンセプトに三井不動産が運営している。
3つのショッピングモールの中でも、特筆すべきなのが「武蔵小杉東急スクエア」だ。東急東横線・目黒線「武蔵小杉駅」に直結しており、利便性が非常に高い。東急が運営しており、2013年に開業した。
武蔵小杉の意外な一面!?「武蔵小杉駅前通り商店街」
駅前のショッピングモールやタワーマンションに目が行きがちな武蔵小杉だが、昔ながらの懐かしい商店街も賑わっている。JR線・東急線「武蔵小杉」駅の南口駅前に広がる「武蔵小杉駅前通り商店街」は、「法政通り商店街」を中心に複数の通りから成る。昔ながらの居酒屋やラーメン屋、洋食店、眼鏡店などが数多く点在している。
今どきのお洒落なショップのみならず、親しみのある商店が賑わいを見せている点も武蔵小杉の魅力の一つなのだ。
(髙梨洸)