10月16日、2022年慶應連合三田会大会が開催された。。今年度は、「つながろう、いま。つなげよう、未来。」をスローガンとし、対面イベントと、オンライン配信によるハイブリット型での実施となった。対面での連合三田会大会は3年ぶり。
「ラーメン二郎」「つばめグリル」慶應ゆかりの飲食店も多数
当日、会場となった日吉キャンパスには「つばめグリル」や「崎陽軒」などの飲食店や「Dreaming SKY//ANA」「JAL de SKY」など慶應義塾にゆかりのある企業が軒を連ね、商品の販売や写真スポットを提供した。また、キャンパス内を巡りながら4つのスタンプを集める「ドラえもんスタンプラリー」も開催され、卒業生とその家族など、子供から大人まで多くの人で賑わった。
河野太郎デジタル大臣が特別講演
記念館や来往舎、第4校者では、同大会でしか見られない講演会やパネルディスカッションがあった。河野太郎デジタル大臣の特別公演、塾長との対談や、ラーメン二郎創業者・山田拓美さんのトークイベントなどが注目を集めた。銀杏並木道の半ばに設置された大型モニターの前では、映し出されたイベント同時中継の様子を撮影しながら見入る人々がいた。
午前10時より日吉記念館にて行われた記念式典が、大会の開幕を告げた。同式典の司会を務めたのは、テレビ朝日の坪井直樹アナウンサーと松尾由美子アナウンサー。彼らの紹介に続いて、今大会実行委員長の濱野有(1982年商学部卒)氏、連合三田会会長の菅沼安嬉子氏(1968年医学部卒)、伊藤公平塾長、今年度卒業50年を迎える1972年卒業生代表の中瀬雅通氏(1972年三田会代表)が開催を祝った。
彼らの言葉の中に共通していたのは、「つながる」ことのできる喜びだった。ポストコロナの時代を迎えるにあたり、慶應義塾の繋がりを未来につないでいきたいという思いがあった。
ほかにも、72年度卒業生の学生時代の写真を上映したスライドショーや、應援指導部のパフォーマンスが会場を沸かせた。
会場には著名人の姿も
会場には著名人の姿もあった。記念式典に来場した、甘利明衆議院議員(1972年法学部政治学科卒)は、「何十年ぶりに会うクラスメイトもいて、学生時代の楽しい思い出がフラッシュバックしたような気持ちです」と話した。会場にも思いを馳せ、新しくなった日吉キャンパスについては、「日吉は本当に何十年ぶりでイチョウ並木以外はすべて変わっていて別の大学に来た気分です」と述べた。
式後、大会を盛り上げた應援指導部吹奏楽団の部員は、「正式な場に呼んでいただいて、緊張感がありましたが、無事に終わってよかったです」と述べた。
また、應援指導部で、式典にて塾歌斉唱の指揮をとり、来場者にエールを送った乃坂龍誠さん(法4)は「3年ぶりの対面開催で、諸先輩方の前で塾歌とエールを披露させていただき光栄です。慶應を感じました。緊張はしましたがなんとか乗り切ることができてよかったです。」と話した。
(西室美波・小島毬)