義塾と相模鉄道、神奈川県、藤沢市の4者は2月22日、相鉄いずみ野線延伸に向けた検討会を今年度から設置すると発表した。
検討会では湘南台駅・SFC間を延伸対象とし、事業費の財源や次世代型路面電車(LRT)の導入、環境に配慮した交通システムなどについて2年間かけて協議する見通し。義塾は財政以外の面から協力をする予定であり、技術面から研究成果を還元する。
相模鉄道は、いずみ野線を建設する際に平塚方面までの延伸免許を取得しており、SFCはその地区の一部に含まれる。
当初の延伸計画では、JR東海の新リニア新幹線の協力条件として東海道新幹線新駅誘致を行い、新駅の候補地である寒川町・倉見地区までを延伸対象とする予定であった。だが、厳しい財政状況と新駅誘致の可能性が低いことから、まずは湘南台駅からSFC間を延伸対象とし、協議することとなった。
今回の延伸計画が実現すれば、湘南台駅・SFC間の交通の不便が改善すると考えられるため、SFC生の通学事情に大きな影響を及ぼすこととなりそうだ。