新入生の中には将来、弁護士や検事、裁判官として活躍したいと考える人も多いだろう。司法試験受験には、大学卒業後に法科大学院に進学する方法と、予備試験に合格して受験資格を得る方法があるが、近年は後者が一般的だ。「学習開始から1年での予備試験合格」を大々的に掲げるのは、資格試験予備校「アガルート」。洗練された教材と盤石なサポート体制で、大学在学中の司法試験合格を可能にする、アガルートの予備試験対策講座を取材した。

アガルートはオンライン予備校で、ネット環境があればいつでもどこでも何度でも講義を受けられるのが特徴だ。最短1年での予備試験合格を可能にする秘訣は、講師が必要な情報を取捨選択して書き下ろしたオリジナルテキストにある。コンパクトさ・質の高さが売りとなっており、担当者は、「カリキュラムをこなすだけで、包括的な対策ができ、他の教材に手を出す必要はない」と断言する。

論文対策のスタートの早さも短期合格の鍵だ。知識のインプットが終わった科目からすぐに、本番と同形式の論文学習が始まる。論文はオンライン上で完結する講師の添削があり、毎回模擬試験を受験するような感覚を味わえる。添削された論文の返却にあたっては、ほかの受講生の答案も読めるシステムが備わっている。こうすることでオンライン指導であっても受講生の中での自分の立ち位置を知り、客観的な視点をもって答案練習を積むことができる。

アガルートではオンライン指導ならではの個別のサポート体制も充実している。受講生は月に1回30分、ZOOMで講師と学習の進捗状況を確認するカウンセリングや、回数無制限で学習上の疑問や悩みを相談できるフェイスブックを用いた質問制度も利用できる。

より密度の高い指導で合格を目指すにはマネージメントオプションが有効だ(現在は定員につき販売休止中)。マネージメントオプションでは通常の講座に加えて週に1回1時間、講師による個別指導がある。個別指導では論文への詳細なフィードバックなどを受けられ、学習の定着率も高い。このオプションを付けると、「日吉ラウンジ」をはじめとする校舎の自習室を使用することもでき、通信と通学両方のメリットを享受できる。

とはいえ、新入生の中には予備試験対策と、大学の授業やサークル活動が両立できるか不安に思う人もいるだろう。そんな人にはZOOMを用いた受講相談と、新入生対象の民法全講義の無料体験がおすすめだ。受講相談では具体的に両立の仕方や講座選びのアドバイスを受けられる。民法はアガルートのカリキュラムの最初に位置付けられた科目で、予備試験対策の足掛かりとなる。

実際に大学在学中の予備試験合格者は年々増加しており、慶大生も多い。講師のアドバイスを素直に受け入れられる姿勢、学習教材を絞る勇気、オンオフをうまく切り替えられるマインドの3つが揃っている人は短期合格しやすいと担当者は話す。また、アガルートで行う予備試験の対策は、そのまま法学部の定期試験や法科大学院入試の対策に活かされるので一石二鳥だ。

アガルートの担当者は、「司法試験と聞くと難関資格で、自分には到底無理だと思うかもしれないが、人生の選択肢から除外するのは惜しい。予備試験は方法論が確立されてきており、正しく効率的に勉強すれば、必ず合格に近づける」と強調する。その上で、「まずは受講相談に来てほしい」と話した。アガルートで、司法試験合格という壮大な夢が、現実的な目標に変わるかもしれない。

アガルートでは予備試験対策講座以外にも、国家公務員試験対策、宅建士試験対策など多様な資格講座を展開している。どの講座でも正確な知識と合格に必要な情報が効率よく学べるうえ、独学と比較して時間が有意義に使える。新年度の新たな挑戦の選択肢に入れてはどうだろうか。

菊地愛佳