「本気の報道」目指す人を
―業務内容
雑誌・広告事業、書籍出版事業、データ事業がコア事業です。雑誌事業では現存する日本最古の週刊誌である週刊東洋経済や会社四季報などを発行。書籍出版事業では、年間200点以上の新刊を刊行。データ事業では保有する膨大な企業・経済情報から様々なデータ商品を開発して提供しています。特に全上場企業約4000社への直接取材と分析に基づく東洋経済業績予想は、日本企業の業績予想のデファクトスタンダードと言われ、世界中の機関投資家などに利用いただいています。
―社風
経済誌というと、堅苦しいイメージを持たれるかもしれませんが、そんなことはありません。社員に共通するのは、熱意、責任感、そして独創性です。そこに通底するものは、自由闊達な雰囲気でしょう。新入社員でも積極的な発言が求められますし、年齢や役職に関係なく、やりたいと手を挙げた人にやらせる風土があります。社員の3分の1が記者というのも大きな特徴です。私たちはほとんどの記事を自らの記者が取材して執筆します。
―同じ紙媒体である新聞との違いは?
事実を速やかに伝えるのが新聞報道の主な役割ですが、事実の裏側を深く掘り下げて報道するのが雑誌報道です。雑誌の場合は、例えば、企業が倒産した場合、事実関係や関係者のコメントを載せると共に、倒産の原因を分析して出来事の裏側を重視した報道をします。日頃の取材の積み重ねがあるからこそなせることです。何ページもの特集を組んで詳細な報道をできるのは、まさに雑誌報道の醍醐味です。
―求める人材、採用の動向
採用の時点では、経済の知識は重視していません。自ら考え行動していきたい人、本気で報道に携わりたい人を求めます。試験は筆記試験と面接です。筆記試験では作文試験を重視、さらに面接を重視する、「人物」を見る採用試験です。自分の言葉で考えを語れることが重要です。
―就活生へ一言
大切なことは日々世界や日本の情勢をウォッチして、自分なりに考えてみることです。頑張ってください。
聞き手=名倉亥佐央
お詫びと訂正
先月号に掲載した東洋経済の記事は修正前のものでした。謹んでお詫び申し上げるとともに、訂正記事として全文再掲載致します。
就職活動特集・下では引き続き、東京急行電鉄、東洋経済新報社、日本経済新聞社、日本放送協会、福音館書店を取り上げる。IT系の企業に興味がある人は5面のIT特集。現在の就職活動に興味がある人は朝日新聞社の折り込みに詳細な情報が載っているのでそちらを参考にしてほしい。 (就職活動特集班)