今回から7回連続でWeb公開する、第63回三田祭特集。第1回は、三田祭の幕開けを告げる、開幕祭2021の魅力をお伝えします。

 

場所:三田キャンパス中庭メインステージ

日時:11月20日(土)9時50分~10時25分

 

実に2年ぶりに有観客での開催となる、今年の三田祭。その始まりを盛り上げるのが開幕祭だ。今年はどんな催しが行われるのか、三田祭実行委員会担当者の三尾さんに話を聞いた。

今年の開幕祭は、二幕構成の予定だ。当日はオープニングムービーが流れたのち、ジャズバンドサークルのK.M.P.やアカペラサークルWALKMENによるパフォーマンスステージが第一幕に行われる。会場全体のボルテージが上がったところで全団体が登壇、三田祭の正式な開幕時刻である10時までのカウントダウンが行われる。だが、もちろん開幕祭はここで終わりではない。三田祭開幕を告げる合図とともに開幕祭第二幕の幕も上がるのだ。チアリーディングユニットCheerleaders UNICORNSやUNICORNS Songleaders、フリースタイルバスケットボールのパフォーマンスで知られるSHAMGOD、ダンスサークルdance crew esらが登場する。そして、エンディングでは應援指導部も参加し「若き血」を全員で披露する。さらに、ゲストには慶大出身であるフリーアナウンサーの青木源太さんが登場予定だ 。




昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、三田祭は無観客のオンライン配信での開催を余儀なくされ、例年盛大に行われていた開幕祭も今までのような形では出来なかった。だからこそ、三尾さんは2年越しとなる今年の有観客開催に意欲を燃やす。「1年半、塾生が一緒に一つのことを共有するということができませんでした。そんな中、制限付きとはいえ対面開催が可能になって以来初の企画なので、対面でこそ味わえる一体感にこだわりました」

最大まで高まった観客の期待に演者が最高のパフォーマンスで応えることで、より一層強い結束力をもって本番を迎えたい。彼はそのような願いを語ってくれた。




三尾さんの仕事は今年の2月、実に半年以上前から始まっていた。対面で開幕祭を行うことの意義や内容の方向性、出演団体やタイムテーブルの決定など、開幕祭を盛り上げるために知恵を絞った。

今年2年生の三尾さん自身も、この1年半対面でイベントに参加することがなかったという。だからこそ、出演者や観客が笑顔で楽しんでいる姿を見るのが一番の楽しみなのだと語る。「自分の目で見られるというワクワク感を確かに感じてもらい、三田祭への期待を確信に変えてもらいたい。『対面ってやっぱりすごい』と思ってほしいです」

多様なゲストやパフォーマーたちが集う開幕祭。今年はコロナ以前どころか、例年よりも熱く盛り上がることができそうだ。

 

第63回三田祭の公式ホームページはこちら

(松野本知央)