「翼をさずける」のキャッチコピーで有名なレッドブルは、エナジードリンクで人々に翼をさずけるだけではなく、世界中の学生たちが持つアイデアに翼をさずける取り組みも行なっている。それが、今年で4度目の開催となるRed Bull Basementだ。

このイベントでは、世界中の大学生を対象に、学生生活と社会に対してポジティブな変化をもたらすアイデアを募集している。その中で選抜されたチームは、ビジネスリーダーからの助言など、様々な形でアイデアの実現に向けたサポートを受けることができる。最終的に、グローバルワークショップで各国の代表が一堂に会し、自分たちの持つ、次世代につながる発想を共有する。

慶應義塾大学の学生も参加した昨年の日本代表チーム「hummingbird」は、身の回りの生活音から電力を生み出す「音力発電」をテーマに、持続可能な社会の実現に向けて、自分たちのアイデアの具現化を目指した。グローバルワークショップにおいても発表を行い、フォーブスといった大手メディアにも取り上げられた。

Red Bull Basementに参加するにあたっては、自身のアイデアをまとめた1分間の動画を作成し投稿。一般の人からの投票数、実現可能性、インパクト、そしてクリエイティビティの4項目から審査員によって日本代表が選出される。代表チームは企業と連携し、グローバルワークショップに向けて開発を進める。今年のグローバルワークショップは、12月13日〜15日にトルコでの開催が予定されている。

このイベントへの参加を契機に、学生が自身の力では実現することが不可能なアイデアも、企業による支援の下に、実現する機会を得ることができる。そして、起業家を目指す学生や、将来ビジネスリーダーを目指す学生にとっては、企業から自身のアイデアについて助言を受け、共に一つのものを開発していく、貴重な経験となる。また、このイベントをきっかけに、世界最大級のビジネス特化型SNSである Linkedin上のRed Bull Basementコミュニティーを通して、企業からスカウトをうけるチャンスがあり、就職の点からも非常に魅力的なプロジェクトとなっている。

学生生活や社会をより良くするアイデアを持ちながら、実現する機会を探している方は、多様な可能性に溢れたRed Bull Basementにぜひ参加してほしい。応募期間及び投票期間は10月25日に終了する。それに先立ち、10月21日〜24日の期間中、渋谷で無料のワークショップが開かれる。アイデアについて相談するスペースが設置されている他、専属の動画編集者が手配されており、イベントのエントリーに必要な動画の作成をサポートしてもらうことができる。アイデアや動画作成に困っている人は、応募期間終了前のワークショップへの参加を検討してほしい。

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