電気自動車の普及によって、より良い地球環境を次世代に承継することを目指す慶大発のベンチャー企業として、「株式会社SIM-Drive(シムドライブ)」を設立することが発表された。
環境情報学部清水浩教授を中心に、株式会社ベネッセコーポレーション代表取締役会長兼CEO福武總一郎、株式会社ガリバーインターナショナル、株式会社ナノオプトニクス・エナジー、株式会社ベネッセコーポレーション、丸紅株式会社などが出資し産学連携にて設立。代表取締役社長を清水教授、本社を東京都千代田区とし、8月20日に設立登記申請を行った。
シムドライブ社は、清水教授の開発した電気自動車に関する技術に基づいた「SIM-Drive(SHIMIZU In wheel Motor-Drive)」を搭載する電気自動車の国内ならびに国外への普及を行っていく。製造や販売を自ら行うのではなく、様々な企業と提携し、シムドライブの技術を提供していく方針。
ポスト京都議定書がスタートする2013年に、シムドライブ搭載の電気自動車が、提携企業により量産されている状態を目標としており、将来的には広く普及することで、社会に貢献することを目指している。