本記事で紹介するサークルは、政策研究サークル、慶凛会だ。慶凛会は日吉キャンパスに政治について学生同士で話し合う場を作るという目的のもと、2016年に立ち上げられたサークルだ。今回は、代表を務める太田優和さん(政2)に話を聞いた。
活動概要
会員は4年生2人、3年生13人、2年生15人の30人で、法学部政治学科の学生はもちろん、文学部や経済学部の学生も所属している。また、会員には帰国子女の学生も多い。活動は毎週木曜日の5限後、日吉キャンパス内の教室を借りて行っており、毎回自分たちで設定した政治的なテーマについてディスカッションを行う。このディスカッションに参加義務はなく、自分の興味や予定に合わせて参加できるのも、慶凛会の魅力の一つだ。さらに、不定期で国会議員との交流勉強会や夏合宿などのイベントも行っている。
活動内容
政策研究サークルと聞くと、堅くて難しいというイメージを持つ人も多いのではないだろうか。しかし、慶凛会では政治についての専門知識は必要なく、政治について気軽に意見を言い合い、学びを深めることを目的としている。昨年は、安楽死や憲法9条といったテーマを自分たちで設定し、ディスカッションを行った。また、必要があれば、テーマについての基礎知識をまとめたレジュメが事前に配られるため、政治の知識に自信がない人でもディスカッションに参加しやすい。
現役国会議員との交流勉強会
慶凛会の最大の魅力は、不定期で開催される現役国会議員との交流勉強会だろう。現役の国会議員を講師として招き、講演や質疑応答を行う。過去には野田聖子氏や石破茂氏といった有名政治家と勉強会を行った。今年は立憲民主党の党首である枝野幸男氏を迎えて行う予定だ。この勉強会を通して、授業などの座学では得られない、今実際に行われている、生きた政治を学ぶことができる。
慶大のキャンパス内では、政治について学び、話を聞く場こそあるものの、慶凛会のように、得た政治についての知識を学生同士で共有したり、意見交換したりする場が少ない。特に、不定期開催の交流勉強会は他のサークルではできない貴重な経験だろう。
政治や社会問題に少しでも興味がある方は一度、慶凛会に足を運んでみてはいかがだろうか。
慶凛会では、Twitterを通して新歓情報を提供している。(@Krin_politics)
(吉澤菜々美)