第59回全日本学生バスケットボール選手権大会が11月26日から国立代々木競技場第2体育館で開催された。前回準優勝した慶大は、初戦こそ100得点で大勝したものの、最初の難関といわれていた日大に敗れ2回戦敗退となった。この敗戦でバスケ部は今期の全日程を終えた。優勝は青山学院大学で、7年ぶり 2回目。
中部学院大戦
【慶大105―62中部学院大】
試合前、佐々木ヘッドコーチ(HC)は「100点以上取らないと先がない」と選手たちに伝えていた。しかし、試合開始直後、中部学院大に次々と得点され、3分で2―7とされる。ここで佐々木HCはタイムアウトを取り慶大は落ち着きを取り戻した。1Qを9点リードで折り返すと、その後は徐々に点差を開き、初戦に勝利した。
100得点は達成したものの、フリースロー成功率が低く、3Qは22―23とリードを許すなど、今後に不安を残した。
日大戦
【慶大80―75日大】
慶大は1Qのビバインドを追い上げ、前半を同点で折り返した。後半もその流れに乗り、一時は10点ものリードを作る。だが4Q中盤、日大が5連続で3Pを決めるなど猛追を見せ、試合は接戦となり、終盤、慶大のファウルトラブルから日大に逆転を許す。慶大もその後、小林(総2)の連続3Pで喰らいついたものの、じりじりと差を広げられ試合終了。
前回準優勝の慶大は2回戦で敗退、今季の戦いを終えた。佐々木HCは「1年間を象徴するような試合。1番辛い負け方」と肩を落とした。