イルミネーションが街を照らす、肌寒い季節になった。今月号のキャンパスアイドルは文学部2年生の浦菜乃華さんだ。透明感あふれる彼女には、冬がよく似合う。真っ白な肌と、柔らかい笑顔が印象的だ。
浦さんの専攻は民族考古学。授業では、考古学としての知識を学んでいる。小さいときから古代エジプトに興味があり、よく展覧会に行っていたそうだ。独学では学べないという点にも魅力を感じ、この専攻を選んだ。現在も古代エジプトに興味があるが、今後何を学んでいくかは決めていないという。「将来の夢を早く見つけたい」と話した。
大学生活は、キッカーズフットボールクラブのマネージャー、ビールの売り子のアルバイト、お囃子の習い事で充実している。
浦さんは、元々フットボールには興味はなかったが、現在はやりがいをもってマネージャーの仕事をしているという。「自分が役に立っているかわからないが、プレイヤーに感謝されると嬉しい」と話した。現在は代替わりの時期で、新しい仕事を多く覚えている真っ最中だそうだ。
売り子のアルバイトは友人から勧められ、自分に自信をつけたいという思いから、応募した。売り子の仕事はすばやく行動し、視野を広くもつ必要があるため、大変なことが多い。しかし、お客さんと接する中で、コミュニケーション能力がついたと感じている。アルバイトで喜びを感じるときは、いつもより多く売れたときだという。
お囃子は習い始めて13年目になる。高校時代に所属していたオーケストラ部では、ホルンを演奏していた浦さん。ほかにもピアノ、サックスを演奏することができるそうだ。特技はもちろん、楽器演奏だ。
趣味はフィギュアスケートを観ること。好きな選手は、羽生結弦選手。羽生選手は浦さんと同じ仙台出身だ。羽生選手のしなやかな演技に惚れ込んだという。
受験が迫ってきたこの時期に、自身の受験期を振り返ってもらった。すると、浦さんから、直前にインフルエンザにかかったという苦い思い出が飛び出した。「受験生には、体調に気を付けてほしい」と話した。
得意科目は国語だった浦さん。小学生の時によく図書室で本を読んでいたことから、国語が得意科目だったそうだ。現在も本が好きで、特に『十二国記』シリーズがお気に入りだそうだ。おすすめの勉強法は、教科書と資料集を読んでまとめること。受験生は参考にしてみてはいかがだろうか。
最後に、自分の長所を尋ねると、「友達を大事にすること。何があっても味方をする」と自信満々に答えた。
取材中、気遣いを何度もみせた浦さん。可愛らしく、優しい彼女には誰もが虜になってしまうことだろう。
(RAIN)