6月8日、日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペースで、2009年度入学歓迎行事・演奏会シリーズ「啓蒙主義と音楽」の第1回講演会「フランス・ロマン主義の再発見―アルカンのピアノ音楽を中心に」が、日吉行事企画委員会(HAPP)主催で開催された。
また6月15日には、協生館の藤山洋記念ホールで、同演奏会シリーズの第2回が催された。
第1回講演会では、商学部准教授のフィリップ・コミネッティ氏が、フランス・ロマン主義をテーマとして講演。作曲家・ピアニストである寺嶋陸也氏との対談も行われた。
寺嶋氏は第2回の「啓蒙主義からロマン主義へ~寺嶋陸也ピアノ・リサイタル~」にも出演。イアサント・ジャダンのピアノソナタをはじめとし、自身作曲の組曲「ピカソくんをたたえて」やシャルル・ヴァランタン・アルカンの組曲などが演奏された。
寺嶋氏が壇場から立ち去った後も、観客の大きな拍手が会場に響いていた。
今月中にも、第3回、第4回の公演が予定されている。