7月3日からナポリで開催されるユニバーシアード競技大会。女子日本代表として、慶大女子ソッカー部主将の工藤真子さん(総4)が2大会連続で選出された。そこで、インタビューを行った。
2大会連続のユニバーシアード代表選出について
前回大会も選んで頂いたので、今回も選ばれたいという気持ちはありました。どんどんうまい子が入ってくる中で、今大会自分が選ばれるという保証はなかったです。計4回の合宿や遠征などの厳しい選考会を乗り越えて、今大会も選ばれたということは自信になりました。
前回大会での、決勝ブラジル戦での敗戦について
グループリーグでブラジルと対戦した時は、1―3で敗れました。試合中も、スピード感やパワーが過去対戦してきたチームと全く異なり、相手との実力差を感じました。そのような中で、決勝まで勝ち上がり再びブラジルと戦う機会が与えられました。チャレンジャーとして挑んだのですが、直近での対戦経験が活かされたのか、互角に戦えていたと思います。しかし、最後の延長戦で得点を許してしまいました。日本にはない、ブラジルの勝負強さを見せつけられた気がしました。その試合以降、個の部分でまだまだ不十分であることを自覚し、プレーの質というものをこだわるようになりました。
日本代表で学んだこと
環境に適応する能力が重要だと思いました。時差や食事など、日本とは多くの異なることがあります。そのような環境でも、自らのパフォーマンスを最大限に発揮できる選手が、世界で戦える選手だと感じました。
またサッカー面においては、準備と予測がとても大事だと思いました。フィジカルやスピード面での日本人の弱点を補うために、「頭」を使ってプレーすることが大事だと痛感しています。
世界で戦って学んできたことを、自分がまずお手本としてソッカー部の選手に見せて、チーム全体に浸透することを望んでいます。
今大会にかける思い
前回大会は、優勝をチームで目指していた中、準優勝で終わってしまったのはとても悔しかったです。この2年間優勝したいという気持ちで練習を積み重ねてきたので、今大会こそはその雪辱を晴らしたいです。また、前回大会を経験しているのはメンバーの中で自分だけなので、その経験を糧に今大会に臨みたいです。応援よろしくお願いします。
(浅川力哉)