第5節 vs産業能率大学 ◯ 2―1
立ち上がりは相手にボールを保持される展開が続くが、組織的な守備を敷き、相手に決定機を作らせない。両チームとも無失点で前半を終えた。後半開始早々に選手交替を行うと、試合の流れは慶大へ。78分、佐藤海(政4)の絶妙なスルーパスに反応した福本(環4)が相手DFラインの裏に抜け出し、GKと一対一。落ち着いて流し込み、試合終盤に先制。続いて84分、八田(総4)がロングボールの折り返しを押し込み、試合を決定づける追加点。終了間際に相手に失点を許すも、2―1で勝ち点3を手にした。
第6節 vs拓殖大学 ◯ 2―0
試合序盤、試合は相手がボールを支配する展開。慶大は集中を切らすことなく激しいプレスをかけ続け、相手を自由にさせない。試合が動いたのは38分。ゴール前での混戦から、松岡(総3)が相手GKを交わしてシュート。DFに阻まれるが、そのリフレクションを八田が押し込み先制点を奪った。試合を振り出しに戻すべく、相手は過剰攻撃を仕掛け、耐え忍ぶ時間が続く。しかし、78分、佐藤のアーリークロスをファーにいた福本が丁寧にダイビングヘッドで合わせ、追加点。終盤もしっかり守りきり、2―0で勝利を収めた。慶大はシーズン6戦5勝で首位を走る。
第6節終了後、監督にインタビューを行った。シーズン開幕から振り返ると、一試合一試合があっという間に過ぎていると話す。その中で、勝利という形で結果が出ているが、どこの大学も力を入れているリーグ戦で気を抜けば順位はすぐ落ちていくので気を引き締めたいとした。また、開幕から6戦5勝と好調を維持している要因について、「選手たちがよく走ってくれていること」と「相手チームのリサーチを含めて、戦術をしっかり練ってチームで実行できていること」の二つがあるという。まだまだシーズンは長いが、時には学生と意見をぶつけ合いながら学生と共に一試合一試合戦いたい、と熱い気持ちを語った。
(浅川力哉)
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