7月1日、第47回早慶明ハンドボール定期戦が日吉記念館で開催され、2部に所属する慶大は1部の明大、早大を相手に1勝1敗で、準優勝を果たした。
第1試合の明大戦、試合は序盤から慶大がディフェンスでペースをつかみ、前半を15―11で折り返す。しかし、後半開始直後、明大に立て続けに得点を許し、5分で同点に追いつかれる。この後はしばらく一進一退の攻防が続いたが、26分に慶大が勝ち越すとその後4分をしのぎ、30―29で辛勝した。
第2試合は43―29で早大が明大に勝利し、優勝決定戦となった第3試合。慶大は体格で勝る早大ディフェンスの前に序盤の得点機を生かせず集中力が切れたか、前半で6―22と大量リードを許してしまう。後半は14―15と踏ん張ったが、20―37で敗れ、優勝を逃した。
試合後、平林義規監督は「主将でエースの笠原(法4)を故障で欠き、苦しい戦力の中で早稲田には及ばなかったが1部の明治に勝てたのは秋に向けてのいいきっかけになるのではないか」とこの日の戦いを評価した。慶大はこの定期戦で2敗する年が続いていたが、今年はエースを欠き、チーム状況は決して良くない中、1部で戦う明大に勝利し、早大には敗れたものの後半はわずか1点差と健闘した。春季は2部8位に終わったが、秋季は2部優勝し、入れ替え戦出場、1部昇格も夢ではないだろう。