2018年度全塾協議会の予算が決定された。有効期間は昨年の10月1日から今年の9月30日までである。
本予算の方針は、前年度の予算を基礎としながら、各団体の申請金額に近づけられるようにすること。予算配分は各団体の財務管理の信頼度、活動状況、余剰金などの観点を総合的に検討しながら決定された。
前年度と比較し、文化団体連盟(文連)が270万円から210万円と大幅減額となった。これは、文連の財務管理が他団体と比べて厳密さに欠けていたことが理由とされる。
また、国際関係会(IIR)も大幅減額となっている。余剰金が多く残っていたことと、塾全体に対する福利厚生の度合いを他団体と比較した結果、判断された。
一方で、應援指導部、三田祭、矢上祭、四谷祭、秋祭の各実行委員会への予算が増額された。団体の活動が信頼に値すると評価されたことが主な理由だ。
芝学友会も増額がなされたが、これは芝学友会での財務状況の悪化に伴う対応である。
選挙管理委員会の増額は、電子投票化に対する準備資金とはがきの価格の値上がりに伴うものだ。そのため、この金額は電子投票化終了後、減少していくとみられる。
長年問題となってきた自治会費問題については、申請額全体の合計には足りないものの、交付金が不足するという事態には陥っていない。自治会費の財源として毎年、学部生から授業料と共に徴収される750円の増額の可能性は、当面低いことが予想される。
ただし、野球部が優勝した際には、パレードによる出費があるため、予算が不足する可能性がある。そのため、昨年に引き続き、優勝準備委員会に80万円の割り振りをしている。
塾生代表の南昇吾さん(政3)は、「本当は申請額通り交付したい。ただ、今は全塾協議会の活動を知ってもらうことが大事だ」と語った。