第19回慶應科学技術展「KEIO TECHNO―MOLL2018」が、先月14日に東京国際フォーラムで開催された。
慶應義塾先端科学技術センターが主催し、大学の理工学部・理工学研究科の最新研究を紹介するイベントだ。近年、日本企業でもオープンイノベーションに力を入れる取り組みが行われるようになっているなか、このイベントは共同研究や技術移転といった産学連携への出会いの場を提供している。
今年は94のブースと7のパネル展示が出展された。バイオメディカルやエレクトロニクス、情報コミュニケーションなどの分野に分かれ、各ブースでは教員や学生がデモンストレーションや実演を通じて自らの研究成果をアピールした。メインイベントは、TBSテレビでドラマを手がける福澤克雄氏の特別講演「慶應発テクノロジーへの期待~夢への挑戦~」が催された。他に人工知能の利活用や未来のテクノロジーとそれを生み出すための連携の重要性をテーマとしたラウンドテーブルセッションも実施された。
企業や官公庁だけでなく学生の来場者も見られ、会場は大いに賑わいを見せていた。