第95回東京箱根間往復大学駅伝予選会が先月13日に東京都立川市で行われた。慶大は昨年より一つ順位を上げた26位(11時間15分01秒)で大会を終えた。
今年は例年以上に実力のある選手が多く入学した慶大。その実力は予選会でも発揮された。昨年、関東学生連合チームとして箱根駅伝の8区を走った根岸(経4)は1時間05分35秒の174位でチームトップ。続いて杉浦(政1)、小野(総1)、清水(法1)、鈴木(理1)と期待の1年生が続々とゴールし結果を出した。中でもチーム2位の杉浦は、関東学生連合チームへの選抜を僅差で逃す好タイムを記録した。チームとしても20キロ通過時点の合計タイムは昨年よりも4分近く縮め、大きな進歩を示した。
報告会で杉浦は「この予選会で今までにない声援を受け、それが力になった」と感謝の念を述べた。根岸も「この半年間一緒に練習してきた杉浦、小野、鈴木などが力強い走りをしてくれたのでとても満足のいく予選会になったと思う」と後輩の活躍をたたえた。
保科コーチは「一歩一歩近づいてはいるが、来年、再来年と大きくジャンプアップしないと他校との差は縮まらない。学生とともに成長できる1年にしたいと思う」と今後の活躍を誓った。
(松本功)