《「桜」のもつ美しさと、「牡丹」のもつ温かさの共存》

 

「こんにちは」。青空の下、お台場のとある喫茶店に少し緊張した面持ちで現れたのは、今回のキャンパスアイドル、経済学部2年の林えみりさんだ。

記者と挨拶を交わすやいなや、バッグの中からなにやら袋を取り出し、「ミルクティー味です。どうぞ食べてください」とドーナツを手渡してくれた。その親切心のおかげか、その後の取材は終始和やかであった。

見ただけでは全く分からないが、彼女は英語、日本語、中国語を話すことができる。それもそのはず、彼女は幼い頃に上海に渡り、高校は現地のインターナショナルスクールに通っていた。慶大に進学したのは、日本に住む母の勧めだったそうだ。

また、彼女は普通の経済学部生ではない。授業がすべて英語で行われるPEARLというプログラムの1期生だ。このプログラムは一学年当たり100人程度しかいないため、大教室に入ったことは今までに一度しかないそうだ。彼女はPEARLについて「大教室での授業にも憧れるけれど、PEARLは少人数だから友達が作りやすく、グループでのプレゼンやディスカッションが楽しい」と笑顔で語る。




そんな彼女は方言が好きらしく、関西出身の記者の質問の最中に「方言かわいいですね」と言ってしまう程だ。

アルバイトの英会話教室で、3・4歳の子供たちと英語でおままごとをするという温厚さと、その持ち前の美しさを併せ持つ彼女に、好きな異性のタイプを聞いた。すると、「強いていうなら、ギャップのある人かな。けど、ほとんどは運に任せてます。だから、私、彼氏ができないのかもしれない……」。微笑みながらこう答えてくれた。いつか必ず素晴らしい出会いが待っているに違いない。そう記者は強く思った。

日が傾き始めたお台場の海岸で、夕焼け空をぼんやりと見つめる林さんは、どこか遠い未来を思い描いているように見えた。彼女の将来が待ち遠しい。

 

(ハシレ、オオサカフミン!)

[wds id=”40″]