冨田新監督の就任、松木主将(総4)がJ2ファジアーノ岡山に来期加入内定など、話題の多いソッカー部。1年での関東一部リーグ昇格を目指して、勝負の関東大学サッカーリーグ戦が始まった。
対立正大 ●1―4
第1節、立正大との前期開幕戦だったが、1―4で大敗した。
前半はボールを回して攻撃を続け、MF山田(総3)がこぼれ球を押し込んで先制点を奪取。幸先の良いスタートのように思われたが、後半に入ると、立正大の攻撃が慶大守備陣の均衡を破る。特に、空中戦で競り負けて失点を許す場面が印象的だった。立て続けにゴールを許し、開幕戦としては痛い敗北となった。
対東海大 ●1―3
第2節は東海大との対戦であったが1―3で敗北に終わった。
前半は守備で精彩を欠き、2点の先制を許して折り返した。後半は今季攻守で活躍を見せるDF八田(総3)が、相手GKの取りこぼしたボールを押し込んで得点するも、東海大の攻撃を抑えることはできず、1―3の敗戦を喫した。
対青学大 ○3―1
第3節は青学大と対戦し、3―1で勝利した。
慶大は前半開始直後からペースをつかみ、10分に松木が味方からの好パスを正確に決めて先制。30分に一時追いつかれるが、直後の32分に相手のファウルを誘発しPKを誘発。松木がしっかり決め切った。
後半は慶大が攻撃のペースを保ち続けるが、得点にはつながらず、青学大からの攻勢も強まる。しかし、失点を許すことはなく、アディショナルタイムには杉本(政2)が、右サイドから追加点を華麗に決めて完全勝利を飾り、開幕2連敗で漂う暗雲を晴らすことができた。
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第3節では、チームを引っ張る主将が2得点の活躍。念願の一勝を掴み取った。慶大はリーグ7位(第3節修了時点)の位置におり、思うように勝点を伸ばせていない。失点の多さなど課題も浮き上がる中、プレッシャーのかかる戦いが続く。程よい緊張感を保ちながらも、冨田監督が追求する「トライする気持ち」を忘れずに、この波に乗れるか。今後の戦いにも注目していきたい。
(仮屋利彩)
(注)この記事の情報は2018年5月1日現在のものです。