慶大法学部で法律を学びながら、人気女性誌『JJ』の専属モデルとして活躍するエネルギッシュで笑顔の素敵な塾生がいる。法学部法律学科3年の近藤カコさんだ。
幼稚舎から慶應に通い高校まで芸能界とは無縁だった彼女。専属モデルのオーディションを受けたのは、母がモデルとして掲載された『JJ』を偶然見つけたのがきっかけだった。部活を引退して落ち着いたタイミングだったためオーディションを受けたところ、グランプリに選ばれ、大学1年の時にモデル活動を始めた。オーディションのことは母にしか言っておらず、「まさか受かるとは思っていなくて。はじめは信じられなかった」と笑うが、家族や周りの人に報告するととても喜んでくれたという。
大学では民事訴訟法を扱う研究会に所属し、日々学業に勤しんでいる。学業と仕事の両立は大変だが、「暇が嫌いで、常に動いていたい。やりたいことがいっぱいあるんです」と言うアクティブな彼女は時に友人に助けられながら、楽しく両立できているという。「慶大には色々な考えを持つ人がいて面白い。皆が夢に向かって頑張っているので、自分も頑張ろうと思える」と話し、周りから良い刺激を受けている。
忙しい彼女だが、食べることが大好きで、一番尊敬する存在だという母や友人との食事や、映画を観るのがリラックスできる時間だという。また、スポーツ好きという一面も持つ彼女は大学ではアメリカンフットボール部のマネージャーになりたいと思っていたそう。モデルの仕事が決まり、マネージャーにはならなかったが、その分試合を観に行き、応援している。現在はサッカー番組のMCを務めており、サッカーをはじめ様々なスポーツに関心を持ち、早慶戦の応援に行くこともある。試合観戦はもちろん、体を動かすことも好きで、ブラジリアン柔術で汗を流しているほか、新たにキックボクシングに挑戦してみたいそうだ。
何でも挑戦してみないと始まらないというチャレンジ精神旺盛な彼女は、モデルだけではなく、舞台やMC、CM出演など幅広い活動をしている。新しいことを始めるのはとても勇気のいることだが、「絶対に後悔したくない。やらない後悔は後戻りできないから。でもやってしまった後悔からは学びがある。失敗してしまっても学べたから良かったと思うんです」と語る。
仕事柄、初めての人に会うことも多いが、常に明るい挨拶と笑顔を心掛けている。初対面の人と会うのは今でも緊張するが「会うからには印象に残りたいし、また会いたいと思ってもらえるような人になりたい」と素敵な笑顔で話してくれた。
大学に入学してから芸能界という新たな舞台に立ち、活躍を続ける近藤さんは「一歩踏み出すのは勇気がいるし不安だけれど、それによって得られるものはとても大きい」と力を込めて話した。強い芯を持ち、魅力あふれる彼女の更なる活躍から目が離せない。
(竹内未月)