第90回関東大学サッカーリーグ後半戦が始まった。前半戦を5位で終えた慶大は後半戦での巻き返しを図りたいところだ。第12節は試合内容こそ悪くなかったものの、試合終盤に逆転負けを喫した。第13節は同点に追いつくも、追加点が奪えず引き分けとなった。慶大はこれを受けて6位となり、リーグ制覇から一歩遠ざかった。
9月11日 第12節 慶大2-3日本体育大
第12節は日体大との対戦。まずは前半10分、今シーズン初スタメンの近藤(総3)が渡辺夏(総3)とのワンツーで抜け出し、松木(総2)へラストパスを送る。これを松木がゴール右隅に流し込み先制した。しかし16分、クロスを簡単に頭で合わせられ同点に追いつかれてしまう。その後は守備の時間が続くも、GK上田朝(総1)を中心に連続失点は避け試合の流れは段々と慶大に傾いた。すると41分、CKのこぼれ球を宮地(総4)が体で押し込み、2-1で前半を折り返す。
後半は一進一退の攻防が続いた。しかし68分、パスを奪われるとボールを繋がれ、強烈なミドルシュートで同点に追いつかれる。さらに83分には、左サイドからのクロスを頭で合わせられ、この試合初めてのリードを許す。試合終了間際には2度のチャンスが訪れるも、池田(総3)がこれを生かせず、2-3で試合終了となった。
9月14日 第13節 慶大1-1流通経済大
第13節は流経大との対戦。リーグ制覇のためには何としても勝ちが欲しい試合だ。前半1分、池田がワンツーで抜け出し相手GKとの一対一の決定機を作るが、得点することができない。その後は慶大のペースが続く。慶大はこの日、相手DFの裏のスペースに長いボールを入れ、池田がキープしてチャンスを創出していた。前半は0-0で終了した。
続く後半は開始早々の47分、FKから簡単に失点してしまう。慶大は流れを変えるために、60分に田中健(法3)を下げて渡辺夏、66分に近藤に代えて小谷(環2)を投入する。すると69分、CKに松木がダイビングヘッドで劇的な同点弾を決める。その後は互いにチャンスを作るが決められず、1-1で試合は終了した。
(長谷川裕一)