12月10日、慶大と理化学研究所(理研)が「世界を先導する知性の創造」を理念に掲げ、包括的な連携・協力の推進に関する基本協定書を締結した。
双方は、これまで異なる立場でありながらも共同研究のパートナーとして、世界をリードする数々の研究成果を残し、社会に貢献してきた。そして今回、両者の持つ構想力と組織力を統合することにより、既存の学問領域の枠を超えた自由な発想を持った人材の育成と、21世紀に相応しい新しい価値の創造を目指す。
同連携は、融合的かつ革新的な共同研究の実施、グローバルな人材の育成、運営基盤の強化を主な柱とし、慶大医学部および医学科学科と理研との間で連携大学院を設置するなど世界最高水準の教育・研究環境を整えつつある。
持続的安定を享受できる社会を形成するためにも、両組織は今後さらに世界に貢献できる人材育成と研究に努める。