11月21日、信濃町の北里講堂で第13回慶應医学賞授賞式が行われた。慶應医学賞は、1996年から、医学、生命科学の領域で功績を挙げた者に顕彰してきた。今回の受賞者には、坂口志文氏(京都大学教授)とフレッドH・ゲイジ氏(米国、ソーク研究所教授)が選ばれ、安西祐一郎塾長が祝辞を述べた。
慶應医学賞の目的は、顕著か創造的な業績を残した研究者を顕彰することで、世界の医学、生命科学の発展に寄与し、ひいては人類の幸福に貢献すること。受賞者は学内外の75名の審査員による厳密な審査を通して選出され、賞金2000万円が与えられる。過去に、慶應医学賞の受賞者からノーベル賞を授賞する研究者も出ており、すでにに国際賞としても地位を確立している。