6月8日、高橋誠一郎名誉教授の歿後25年記念講演会が、三田キャンパスの図書館旧館大会議室で催された。
高橋誠一郎は明治17年に新潟で誕生した。福澤諭吉の思想に共感していた父の影響もあり、慶應義塾大学普通科に入学。卒業後は70年にわたって教鞭をとるなかで、経済理論や経済学史の研究を行った。昭和21年には空襲で負傷した小泉信三に代わって塾長代理を務め、翌年は文部大臣に就任。教育基本法や学校教育法の制定など、教育刷新に大きな貢献を残した。
なお、同じく慶應が誇る学者である、池田弥三郎、西脇順三郎も本年で歿後25年を迎える。