「日吉駅からキャンパスの校舎までの最短ルートを教えて下さい。」(春から慶経・匿名希望)
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「そんなの5分前行動してれば考えなくて済むんだよ!」と言いつつ調査に立ち上がったのは、中高時代は無遅刻無欠席だったのに大学生になってむしろ遅刻ばかりしている所員R(文3女)。間に合うように電車に乗ったはずなのに、教室に着く頃には始業時間を過ぎている―。日吉ミステリーを幾度となく経験してきたRは、「最近これといった運動をしていないし、散歩がてら日吉に行ってみよう。」と同じく運動不足に悩む同期のA(文3女)を連れて日吉駅に降り立った。
駅からキャンパスの校舎(第4校舎)まで行くルートは4つある。まず、地上の改札から出て横断歩道を渡り、すぐ左折し独立館の方から入るルート(①)と、直進し並木道を歩いて中庭から回って入るルート(②)、さらに改札を変え地下の横浜市営地下鉄側の改札から出て独立館の方から入るルート(③)と並木道を歩くルート(④)だ。
駅の改札付近から第4校舎の掲示板前までのタイムを測った結果、一番早いのは①だ。約3分で着く。並木道から回るルート②を使うと、上り坂なのも影響してか30秒ほど追加でかかるため、おすすめしない。また、地上から行くのと地下から行くのではどちらが早いのだろうか。①と③のタイム差は1分20秒。ということは、明らかに地上の方が早いようだ。
ところがどっこい、地上ルートには油断できない落とし穴があった。それは、改札を出てすぐにある「横断歩道」だ。なんとこの横断歩道、赤の時間が1分30秒もあるのだ。運悪く信号にひっかかると、大幅なタイムロスとなり、地下から行く方が早いという事態が発生する。信号が赤に変わった瞬間の落ち込み具合は計り知れない。
結果としては、信号が赤に変わった瞬間に居合わせない限りは、地上から行く方が早いのではないかということができよう。ただ、車両によって、地下に繋がる出口の方が近ければそちらの方に行った方が案外早く着くかもしれない。要するにどちらから行くかはあなた次第、というか全速力で走ったらどのルートだろうと早く着くでしょうね、という最初から想像できたような結論に至ってしまった。
地上の横断歩道が青になっている時間は34秒。果たしてそこに間に合うか。運と脚力の勝負である。「ギリギリでいつも生きていたい」方、是非お試しを。
(コミュ障系女子)