講師の井庭氏と共にパターン・ランゲージを体験
慶大教養研究センターが主催する「学びの連携」プロジェクト(2014年度)の第3回公開セミナーが先月24日、日吉キャンパス来往舎で行われた。
「学生の主体性を育む教育方法の探究」と題した当イベントは、創造を促す対話のための言語「パターン・ランゲージ」を体験できる。講師には総合政策学部准教授の井庭崇氏を迎え、イベントには中学生から塾生、社会人まで約50人が参加した。

パターン・ランゲージとは個々人の体験に潜む創造・実践のパターンを「共有知」として言語化するという方法だ。現代社会において求められている「創造的な学び」を実践するために必要な知識とされる。

セミナーでは、実際にパターン・ランゲージを用いた学びの対話ワークショップが行われた。これは、参加者同士がパターン・ランゲージのひとつであるラーニング・パターンを使用して経験談を話し合い、それにより各人が新しい知識を得られるということを体験するものだ。

この他に、創造的なプレゼンテーションを行うためのプレゼンテーション・パターンについての参加型学習も行われ、イベントは終始盛り上がりを見せた。

講師の井庭氏はセミナー内で、現代そして今後における「創造的な学び」の重要性を強調し、「つくることによって学ぶということを目指してほしい」とパターン・ランゲージを用いた学びの必要性を語った。