粘りの投球を見せる三宮(商3)
粘りの投球を見せる三宮(商3)

【東大 第1戦】先月13日 ○7―0
谷田特大の第1号 加藤も無失点好投

秋季の開幕戦となった東大第1戦は、谷田(商3)と山本泰(環3)が本塁打を放ち、加藤拓(政2)など3投手が東大打線を無失点で抑えて、7ー0で勝利した。

先発の加藤拓は先頭に安打を打たれ出塁を許し、犠打で二塁まで進塁されるも後続を三振などで断ち切り無失点に抑える。 その直後の1回裏、死球と相手の失策で無死一、三塁とすると、谷田がライトスタンド上段へ飛びこむ本塁打を放ち幸先良く先制する。さらに5回、先頭の山本泰がレフトスタンドへ本塁打を放ち追加点を得る。終盤にも犠飛などで細かく点を重ねて差を広げていく。

加藤拓は2回に三者連続三振を奪い以降も走者を出すも要所を締め、7回を無失点7奪三振で抑える。その後8回を代わった明(政4)が、9回をリーグ戦初登板の土屋俊(商4)が0に抑え開幕戦を3人の完封リレーで飾った。

【東大 第2戦】先月14日 ○10―4
谷田連日の本塁打 4失点も打撃で圧倒

開幕戦に勝利し勢いに乗りたい慶大は谷田の2試合連続の本塁打などで二桁得点を奪い10―4で勝利した。

第1戦に続き初回に試合が動く。四球と盗塁で一死二塁とすると谷田の左方向へ流した打球がそのままスタンドへ入り、2日連続の本塁打で先制する。さらに一死満塁とすると齋藤(商2)のライト前に落ちる適時打で2点を加え序盤で突き放す。

その後も齋藤、横尾(総3)の適時打で点を重ねるも、4回裏、先発の三宮(商3)が先頭を四球で出すと続く笠原に左中間へ二塁打を放たれ失点する。さらに一死三塁とされファーストゴロの間に追加点を許す。

失点を許した慶大も反撃に転じる。6回にショートゴロの間に1点加えると、藤本知(環4)が左翼中段へ本塁打を放ち二桁得点を奪う。

三宮は有井に本塁打を許すなど計4失点も立ち直り6回を投げ切る。7回以降は3人の投手で継投し東大打線を抑えて勝利。勝ち点1を得た。 (坪崎駿悟)