10月28日、英国のチャールズ皇太子殿下及びコーンウォール公爵夫人が三田キャンパスを訪れた。

 今回の訪問は日英の外交関係150年と慶應創立150年を今年共に迎えること、及び義塾の学術、研究内容の先端性を理由に実現したもの。

 皇太子夫妻は到着後、安西塾長と約500人の塾生に迎えられた。夫妻はまず、東館でデジタルアートの研究成果の説明を受け、続いて旧図書館2階大会議室で塾生による歌舞伎と剣道のパフォーマンスを鑑賞した。

 歌舞伎は皇太子夫妻のために歌舞伎研究会がオリジナルで作った演目である『慶吉日対面』が披露された。歌舞伎の後に行われた迫力のある剣道の演武とともに夫妻は興味深い様子で鑑賞していた。

 歌舞伎と剣道のパフォーマンスが終わると、皇太子夫妻は笑顔で拍手を送り、熱演した学生ひとりひとりと握手を交わした。