岡野氏 iPS細胞の展望語る
自然科学研究教育センター主催によるサイエンス・カフェが先月27日、日吉キャンパス来往舎シンポジウムスペースで開かれた。サイエンス・カフェは来場者たちがお茶を飲みながら、気楽に自然科学の話を語り合う会であり、今回で26回目の開催となる。
講演では慶大医学部生理学教室教授の岡野栄之教授が講師を務めた。岡野氏は自身が研究するiPS細胞技術とその発展経緯について解説し、病態解明や創薬への応用に向けての展望を語った。
さらに同氏が研究するiPS細胞技術を用いたアルツハイマー病の治療に関する研究の成果も発表した。講演後には質疑応答の時間が設けられた。
当日は大学生だけでなく高校生や社会人も多数参加し、iPS細胞研究に強い関心を示した。