パフォーマンスに安定感欠く

青学大戦 ●18-24 ミス目立つ 思わぬ敗戦

筑波大、日体大に連勝して迎えた青学大戦。慶大は持ち味を出せず、18―24で敗戦を喫した。

先制したのは慶大。相手のオフサイドからSH南(総2)がペナルティゴールを決める。しかし直後に中央突破され、トライを決められてしまう。その後慶大はペナルティゴールをしっかり決めすぐさま点を取り返すが、慶大の反則から相手に追加点を与え、前半を6―14で折り返す。

後半先制したのは青学大。青学大の猛攻に遭うがなんとか凌ぎ、慶大はFB児玉(環4)を中心に反撃を開始する。後半25分、ラインアウトからチャンスをつくり、PR青木(商3)が押し込んでトライ。SO中村(経2)がコンバージョンを決め、13―17と点差を縮めた。さらに得点を重ねたい慶大だが、「ディフェンスの出足の鋭さにやられてしまった」(和田監督)ため攻めきれない。

双方譲らない展開が続くが後半40分に青学大にターンオーバーを許し追加点を与えてしまう。その後、慶大は1トライを奪うが一歩及ばず。18―24で痛い敗戦となった。

成蹊大戦 ○62-14 服部100㍍トライ 攻守に圧倒

対抗戦第4戦、慶大は今季昇格した成蹊大に対し終始攻守で圧倒し62―14で圧勝した。

慶大は前半序盤から流れを掴み、7分にTB(環4)佐藤のキックパスをTB関東(環3)がうまく捕球しそのままトライ。先制に成功する。14分にはFW青木(商3)が中央から抜け出し追加点を得る。

逆に17分、混戦からボールを奪われ自陣左でトライを許す。しかしこの失点に動揺することなく立て続けにトライを決め、38分には対抗戦初先発のTB服部(総3)が左サイドをタックルされながらも今季初トライ。その後も攻め続け、31―7と差をつけ折り返す。

後半に入っても依然慶大ペース。25分には再び服部が自陣ゴール前から相手ゴールエリア約100㍍を独走し、圧巻のトライを見せる。 直後に失点するも、FB下川(商3)の連続トライが飛び出すなど、終了まで攻撃の手を緩めず計10トライの猛攻を見せ大差で成蹊大を下した。

試合を終え、圧巻のトライを決めた服部は「勝利という結果がほしかったので勝てたことは素直にうれしい。しかし、ここがゴールではないので明治、早稲田、帝京に勝つために準備していきたい」と語った。