日吉キャンパス

国際的でリーガルな視点を学ぶ
法学部の法律学科と政治学科では、「法律学」「政治学」「外国語・人文科学・自然科学」の3本の柱を中心に多彩な科目が設置されている。 まずは「法律学」。法律学科における専門科目だ。憲法、民法、刑法の導入科目から、基幹科目、展開科目へと生徒それぞれの興味関心に応じて、4年間かけて専門性を深めていく。 そして「政治学」。政治学科では、社会や政治に対する基礎的な知識を養った後、政治思想論、日本政治論、国際政治論、地域研究・比較政治論、政治・社会論の5つの分野からなる専門的な研究へと発展していく。
最後に「外国語・人文科学・自然科学」の共通科目である。英語は選抜試験によるレベルで6コースに分かれており、必修外国語科目(独、仏、西、中、露、韓、伊)にもさまざまなレベルが用意されている。中でも特徴的なのは、外国語科目(韓、伊を除く)では週2コマのレギュラーコースに加え、週4コマのインテンシブコースが設置されていることだ。「語学をきちんと学びたい仲間がいるから、互いに切磋琢磨できる」と仏語既習インテンシブを履修する渡邊小夏さん(法2)は語る。
帰国子女が多く、学内の派遣留学者数においてもトップを誇る法学部。その国際色豊かな環境は、多くの学部生にとって刺激的であることは間違いない。
法学部に在学中の学生なら必ず一度は「法律家になるの?」という質問を受けることになるだろう。慶大の大学院には法務研究科(ロースクール)が設置されている。司法試験の合格率は全国トップクラスだが、在学中に予備試験合格を目指す学生もいる。保科航太さん(法3)は、「半端な学生生活を送って、適当な就活はしたくない」という思いから、1年生の6月からダブルスクールを始めた。
将来必ず役に立つであろう「国際的でリーガルな視点から考える力」を身に付けられる場所こそが、この法学部ではないだろうか。      (大橋真葵子)