―現在のチーム状況
「キャンプを終え、良くなってきている。オープン戦を一戦一戦大事に重ねることで、勢いを増していきたい」
―今季の目標
「もちろんリーグ戦制覇、そして日本一。また今季は初戦(対東大一回戦)に一〇〇〇勝がかかっているという記念すべきシーズン。一戦目で確実に決めたい」
―チームの持ち味
「去年は主力が下級生の頃から活躍していただけあって、華のあるプレーが持ち味だった。今年は、昨年の主力がほとんど抜けてしまい、経験のある選手が少ない。そんな中で、泥臭くても勝てばいいという『粘り強い野球』をやっていきたい」
―チームの課題
「打線に比べ、投手陣は昨季活躍した選手が残っている。勝つためには、それら投手陣をカバーしきれる守備力強化が鍵となる」
―自身が考える主将としての役割
「一人ひとりと対話し、コミュニケーションをとることで、広く意見をまとめ、選手・コーチ、あるいは監督といったすべてのパイプ役になれればいいと思う」
―チームの雰囲気
「雰囲気は良く、神宮に対する意識がだんだんと高くなってきている。去年の『全員が喜べるチームを作りたい』という考えが大きく影響しているが、今年はさらに『粘り強さ、気迫、執念で勝つ』という意識がある。オープン戦などでの成績がいいのも、それらを意識して向上しているという一つの結果なのかもしれない」
―他大学に対する意識
「やはり早稲田に対しては、負けられないという思いが強い。また、(リーグ戦中盤に当たる)明治に勝つと勢いに乗れる。そういった意味で明治戦は一つのキーポイントになる」
―今季の展望
「今季は守り主体。一点、二点の争いを粘り強く苦しみながら乗り越える勝ちパターンになるだろう」
―塾生へ一言
「応援に来てくれることが、本当に選手の力になる。ぜひ球場に来てください」
(人見彩子)