実演や体験ブースも充実
第13回 KEIO TECHNO―MALL2012(慶應科学技術展)が先月7日、東京国際フォーラムで開催された。同イベントは慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)が主催。慶大理工学部・理工学研究科の研究成果を社会に広く発信することを目的としている。
テーマは「理学の熱情 工学の情熱」。メインイベントには、作家の瀬名秀明氏が招かれ、基調講演が行われた。その後、理工学部教授らを交えてトークセッションが行われ、科学と社会の関わりについて意見が交わされた。瀬名氏は「作家の想像力と科学者の創造力が未来を作る」と述べた。
理工学部教員によるラウンドテーブルセッションや連携技術セミナーも行われた。
会場にはバイオメディカルや情報コミュニケーションの分野など約80の展示ブースパネルが並んだ。各研究室による最新の研究成果が発表され、実演や体験ができるブースも設置された。来場者は各ブースでの説明に熱心に耳を傾けた。
同イベントは産学連携を進めるきっかけの場となっており、多くの企業関係者が訪れる。研究成果が産業界で活かされるために、商談ブースや連携相談窓口が設けられた。