キャンパスで見かける学ラン姿の大学生。体育会に所属し、勝利に向かって日々努力している彼らは、普段はどのような生活をしているのだろうか。話を聞いてみた。
まずは、バスケットボール部のSさん(環4)。朝は七時に起きる。午前中に練習のないときは、ゆっくりお風呂に入ったり、音楽を聴いたりするそう。練習を終え、みんなでご飯を食べに行ったりもするが、自炊もするとのこと。
趣味は読書。小説からビジネス本まで幅広く、コーヒーを飲みながらゆっくり読む。オフは、デートか一人で散歩するのが好きで、この間は鎌倉まで行って来た。
続いて、野球部のKくん(環1)。練習のない日は、寝てるか、友達とカラオケへ行って遊んだり、テレビのお笑い番組を見たりする。チームメイトの評いわく文武両道な彼は、「単位はたぶん大丈夫」とのこと。一方、同じ野球部のSさんのオフの過ごし方は、「オンとオフのメリハリをつけるために合コンです(笑)」。
庭球部の方々にも話を伺ってみた。午前練のある朝は、だいたい六時近くに起床。練習後は自由にコートが使えるため、個人練習に励んでいる。
練習のない時は、学校へ。週に四回、授業に出席し課題も真面目にこなす。趣味は、格闘技観戦、やっぱりテニス、鴨池で読書など様々。「体育会の活動は大変ですか?」との問いに、「好きなことをしているから、全然忙しいとは思わない」との素晴らしい答えもいただいた。
蹴球部のYくん(総1)の場合、練習後のリラックス方法は、その日の気分にあわせて音楽を聴くこと。ただ、遠征が多いため、あまり遊べないのが残念だとか。
これらは一例ではあるが、このように、練習後やオフは様々な過ごし方をしているようだ。彼らも同じ大学で学んでいる学生である。厳しい練習を積み重ね、慶應を代表して試合にのぞむ体育会を応援したいと筆者は思うのである。
(人見 彩子)