来年度、慶應義塾大学薬学部に所属する団体の予算は、薬学部学友会が管理することに決まった。薬学部団体は来年度も独立した予算運営を行う予定だ。なお、学友会は全塾協議会に所属する予定だが、詳細はまだ決定していない。

共立薬科大学では、学生から徴収した活動費(年間4000円)を各団体に配分する予算制度をとっている。来年度は慶大との合併により、学生は自治会費(年間750円)を徴収されることとなるが、自治会費のみでは運営が難しい。そこで、学友会は薬学部学生から自治会費以外に活動費を徴収し、各団体の予算補填に当てる模様。金額や徴収方法については、現在検討中だ。

学友会は、慶大との合併に先立ち、07年に共薬大で新設された団体であり、薬学部団体の統轄組織となる。学友会の下部に所属するのは、学園祭実行委員会、クラス委員会、クラブ連絡会の3つ。

学園祭実行委員会は、旧共薬祭実行委員会にあたり、薬学部の学園祭運営を担当する。合併に伴い名称変更が決定しているが、新名称はまだ決定していない。

クラス委員会には、薬学部の各クラス委員長が所属する。不定期で行われる議会への参加と、議事内容のクラスへの伝達が主な仕事となる。

クラブ連絡会に所属するのは、慶大のサークルにあたる薬学部クラブ。連絡会はクラブへの施設貸し出し、クラブの予算管理を担当する。連絡会に所属する23のクラブは以下の通り。

運動系クラブ=空手部、硬式テニス部、軟式テニス部、ダンス部、サッカー部、水泳部、卓球部、バスケ部、バドミントン部、バレー部、フットサル同好会、野球部、陸上部。文化系クラブ=アセチルコリン、漢方部、軽音楽部、香粧部、混声コーラス部、創作同好会。インターカレッジクラブ=CAVOS、KIWI、管弦楽、コールクライネス。