慶大はNPO法人フローレンスと大学・研究機関向け病児保育サービスの共同開発を始める予定だ。
フローレンスは、風邪など病気の際に保育園で受け入れてもらえない子どもを、両親に代わり自宅で保育するサービスを提供する団体。
育児と研究を両立する女性研究者が、子どもの病気により、研究の中断などを強いられる状況があり、この取り組みは提案された。
今回の共同開発を契機に、長時間にわたる実習や休日に開催される学会など、研究者のニーズに合ったサービスの実現が目指される。同サービスは12月より慶大に導入され、利用する女性研究者の意見をもとに、他大学等でも利用可能なサービスの検討が行われる。
この取り組みは文科省「女性研究者支援モデル育成」に採択された慶大の「ソーシャルキャピタルを育む女性研究者支援」の一部として実施される。同プロジェクトは、女性研究者が、出産、子育てを乗り越え、研究者としてキャリアを発展させることが可能な環境の整備を進める。